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テスラ社のオートパイロット自動車で死亡事故、中国市場への影響は

世界レベルで驚異的な成長を続ける自動運転技術、中国北京市ではすでに自動運転バスが登場し、市民を乗せ実際に公道を走行しています。さらに中国ではネット最大手・バイドゥが世界各国の自動車メーカーと提携し自動運転技術の開発を進めており、タクシーの自動運転もすでに試験走行が行われました。

 

そんな中、アメリカの自動車メーカー大手・テスラ社の自動車が台湾で死亡事故を起こしたようです。

 

台湾新北市で昨日24日、自動運転技術を使ったテスラ社製自動車に乗っていた男性が死亡するという事故が発生しました。事故を起こしたのはテスラ・モデル3(Model 3)で、半自動運転システム「オートパイロット」も搭載されており、世界的にも人気の高いモデルでした。

 

記事によるとこの日、テスラ社の販売店の男性スタッフが購入希望者の顧客2人を乗せ、新北市内を走行していたところ、突然自動車のコントロールが出来なくなったといいます。そして近くの欄干に衝突、運転席にいた販売店の男性スタッフが、衝突の衝撃で車内から投げ出され、16メートル下の橋から転落し死亡しました。

 

 

 



 

テスラ社は今回の事件について、事件が発生したことを認めたものの、具体的な原因については警察の調査に協力し明らかにしていくとしています。その性能や安全性において世界的に大きな評価を得てきたテスラ社。先月には中国国内での製造販売も許可され、すでに製造が開始されています。

 

 

中国でも大きく注目されていたテスラ社製オートパイロット自動車ですが、今回台湾で発生した死亡事故によって今後、中国国内での販売に大きな影響が出ることは間違いないでしょう。事故の原因が人為的なものだったのか、自動車側の問題だったのか、警察当局の捜査に注目が集まっています。