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中国政府が新型コロナウイルスについて会見、新たな情報を公開

中国行政の最高機関・中国国務院は本日、記者会見を行い、現在までに分かった新型コロナウイルスの新たな情報について発表しました。実質的な対応を行っている国家衛生健康委員会の担当者は次のように答えています。

 

 

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「今回の新型コロナウイルスと、SARSウイルスの間には潜伏期間などでも大きな違いがあることが分かってきた。現時点の状況は大変厳しく複雑なものとなっている。武漢で爆発的に感染者が増えているだけでなく、チベット自治区を除く30の省・市に感染が拡大し、近隣諸国にも感染が確認されている。感染者の特徴を調査した結果、感染初期には発熱がなく、平熱という感染者も多数確認できた。一方、感染力は強まっおり、感染者が歩き回ることで感染の拡大を防ぐことが難しくなっている。潜伏期間については、10日前後が最も多く、最も短い感染者でわずか1日、最も長い感染者で14日と、この点がSARSと大きく異なるところだ」

 

これまで、発熱の症状などが特徴に上がっていた新型コロナウイルスですが、感染初期には発熱の症状が見られないなど新たな特徴も確認されるようになってきました。感染力が増していることを公に認めた今回の政府発表。国民に向けた新たな対策の実施が急がれます。