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武漢で都市まるごと封鎖作戦が開始

すでに一部の中国人観光客が春節で日本を訪れていますが、いよいよ明日からその数が本格化します。ご存知のように、現在中国では湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスが猛威をふるっており、すでに17名が死亡、400名以上の感染が確認されました。


中国政府は感染拡大を食い止めるため、本日から武漢市を含めた湖南省数都市で交通を遮断。人々の進入や流出を制限し、都市そのものを封鎖する措置を取りはじめています。その一環として、武漢の空港も封鎖されました。

 

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武漢では高速道路が閉鎖された》

 


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《列車や空港も閉鎖された》


武漢市内では商店などでマスクが品薄になっている他、食料品などの物価も上がっていると報じられています。


そんな中、香港メディア・東網は、新型コロナウイルスの感染者数がすでに6000人を超えているのではないかと報じました。


現在、市政府の指示のもと、“7+7作戦”が実行されてる武漢。“7+7作戦”とは、市内にある7つの総合大型病院と7つの市営病院をコロナウィルス感染者専用の受け入れ病院に指定し、治療を行うというもので、合わせて3400台のベッドが感染者専用に用意されることになっています。


こうした対応が進む中、武漢市衛生当局は湖北省にある病院全体で、すでに5400台のベッドが感染者や感染者の疑いのある者に割り当てられていると公表しました。こうした情報から、香港メディアが感染者数を6000人ほどだと予想したのです。


武漢市では現在、感染を疑う人々が病院に押し掛ける事態となるなど混乱も見られます。また、医者や看護師など医療関係者が不足しているため、中国全土から有志の医者や看護師が武漢入りし、治療を行なう場面も報じられています。明日から多くの中国人がやってくる日本。マスク・手洗い・うがいの徹底を忘れないで頂きたいと思います。