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中国でレイプドラッグが市場に大量流通か

日本ではここ数年、レイプドラッグを使用した犯罪が数多く発生しています。レイプドラッグとは、女性が意識を失っている間に性的暴行を行うべく、飲み物に混ぜて使用する睡眠作用のある薬のことです。


中国でも度々同様の犯罪が発生していますが、江蘇省南京市の警察当局はこのほど、このレイプドラッグが目薬という名目で大量にインターネット上に流通していたと発表。警戒を呼び掛けています。

 

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中国メディアによると、インターネット上で、γ-ヒドロキシ酪酸(ガンマヒドロキシらくさん)と呼ばれる違法薬物が「目薬」として販売されていることを知った南京市当局が今月、薬物の製造や販売に加わった関係者900名を逮捕したと発表しました。

 

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γ-ヒドロキシ酪酸は、通称GHBと呼ばれ、日本では麻薬に指定されている製品です。このGHBは、たった数滴でも体内に取り込まれると昏睡状態に陥り、目覚めても摂取前後の記憶がなくなってしまうことから、これまで度々、レイプドラッグに悪用されてきました。

 

 

 

今回、警察は製造や販売に関わっていた組織の家宅捜査を行った際、購入者リストを押収。このリストを元に捜査を進めたところ、購入者が10件以上の性的暴行事件に関連していたことが判明し、今も詳しい捜査が行われています。

 

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中国では昨年、51歳の男がこのGHBを使用し、418名の女性に性的暴行を行い、その行為を撮影するという凶悪犯罪が発生しました。しかし、中国のネット上では今も、「聴話水(聴話=言うことを聞く:服用すると意識が朦朧とし何でも言う事を聞いてしまうことからこう呼ばれる)」という名称で、密かに売買が行われています。


このため、こうした違法レイプドラッグが日本に輸入されている可能性も否定できません。今後日本でも、当局による警戒を高める必要があるのではないでしょうか。