ファーウェイついに新型OS搭載スマホ発売へ、半導体技術の争奪戦が激化
中国の通信機器大手ファーウェイは今月10日、広東省東莞市でイベントを開催し、来年度から独自OSの「ハーモニー(中国名:鴻蒙(こうもう)」を搭載した通信機器を販売すると発表しました。
登壇したファーウェイ・コンシューマ事業部門の余承CEOは、今年12月にハーモニーのベータ版を公開し、来年度から同社のスマートフォンにを搭載していくことを明らかにしました。
ファーウェイがこれまで独自OSの開発を急いできた背景には、アメリカ政府によるファーウェイ製品の排除がありました。ご存知のようにアメリカ政府は、安全保障上の問題があるとして、自国内はもちろん同盟国にもファーウェイ製通信機器の排除を呼びかけてきました。その結果、ファーウェイはGoogleからAndroidやGMS(Google Mobile Service)といったOSの提供をストップされてしまったのです。