中国で“インフルエンザ+コロナウイルス”の同時感染か
中国政府の公式発表では、このところ中国国内の新規新型コロナウイルス感染者数は一桁〜二桁に抑えられています。しかし実際には、無症状患者なども多数存在していると指摘されており、発表の人数より感染者数は多いと見られています。そんな中、中国ではコロナウイルスとインフルエンザの同時感染への警戒感が高まっているようです。
鍾南山 (しょう なんざん)医師 によると、中国国内ではすでに、新型コロナウイルスと、主に冬場に流行し、重度の肺炎などを発症しやすいA型インフルエンザ(H1-H3)に同時罹患した患者が4例報告されており、今後この冬の時期に、同時感染症例が急増する可能性があるといいます。
さらに鍾南山医師は、今も一部の人々が盲信している自然免疫について、非科学的且つ非現実的であり、最善の対策はワクチンによるウイルスコントロールであると注意を呼びかけています。
日本でも毎年この時期になるとインフルエンザ患者が増加してきます。インフルエンザとコロナウイルスの同時感染という最悪の事態を避けるためにも、一人一人がマスクや手洗いなどを徹底し、自覚ある行動を取るようにすべきでしょう。