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コストコに中国人が大殺到!実は転売ヤーだらけ?

今月27日、中国上海で第1号となるアメリカ会員制量販店・コストコがオープンしました。なんと当日はあまりにも多くの人が殺到したため、警備の安全上の問題から、開店からわずか4時間で営業を停止するという盛況振りでした。

 

 

 

 

駐車場待ち3時間、お会計待ち2時間と、人気某テーマパークを彷彿とさせるほど多くの人々が押し寄せたのです。貿易摩擦やファーウェイ事件など、アメリカと中国の関係は悪化の一途をたどっているにも関わらず、ここまで多くの中国人市民が押し寄せた背景には何があるのでしょうか。

 

コストコの特徴として挙げられるのがその価格の安さです。コストコはご存知の通り、広告宣伝などを一切行わず経費の削減をする分、商品価格を徹底に値下げしています。また、商品自体にも工夫を加え、商品同士を組み合わせたセット売りにすることで、短時間大量販売を実現しこれも低価格で提供できた要因だと言えます。

 

では中国人はこのコストコに何を求めて押し掛けているのでしょうか。中国メディアによると、中国人が特に競って買い求めた商品がプラダ、シャネル、ロレックス、MCMなどの高級ブランド品や、人気美容品、ウィスキー、紹興酒などの高級酒に人気が殺到していたと報じてます。

 

こうした中国人客の消費行動について中国のネットユーザーからは、「日用品じゃなくて高級品ばかりに殺到していことから考えると、間違いなく転売目的だ」「高級な紹興酒が1300元(約2万円)で販売されてるけど、2000元(約3万円)で転売できる」など、転売目的での来店客が多いのではないかと分析しています。

 

今後、コストコは中国各地に出店していき、転売目的の客も徐々に減少していくが予想されます。転売ヤーたちが去ってからが、中国市場での本当の勝負となりそうです。