周来友ブログ

周来友オフィシャルブログ

中印国境紛争、中国が当時の映像を公開 鮮血の兵士の様子も

戦後、カシミール周辺では中国とインドによる国境紛争が現在まで続いてきました。これまでは形式的に両軍のにらみ合いが行われて来たわけですが、この数年は突発的な両軍兵士による戦闘行為も確認されるなど大きな変化が見られていました。中国は海洋進出の強化だけでなく、陸地でも周辺国との衝突を繰り返しながら自国領土の拡大を行ってきました。
 
2017年には中国が国境付近のドグラム高原で道路の建設を始めたことからインド軍と中国軍の間で小規模な衝突も起こっています。さらに、昨年6月にはカシミール地方のガルワン渓谷で、両軍兵士による衝突で両軍に複数の死傷者が出ていました。
 
これまで中国政府は、インド軍との衝突による中国側の被害については公表していませんでしたが、中国軍機関紙・解放軍報は19日、このときに起こった戦闘で1名が重傷、4名が死亡していたことを認め、衝突のときに撮影された動画もネット上で公開したのです。
《亡くなった4名の兵士》
 
公開された3分ほどの映像には、両軍の兵士が川岸で対峙する様子や顔面を鮮血に染め倒れている中国軍兵士の姿が映っていました。さらに、映像の最後には、衝突で死亡した4名の兵士に対し、勲章を授与する様子も映されていました。映像では、インド軍に突然襲われた中国軍が必至に応戦するという内容でした。
この衝突では実はインド軍兵士20名も死亡しており、ダメージとしてはインド軍の方が大きかったことも伝えられていました。この衝突後、両軍では緊張緩和に向けた話し合いが行われ、今月12日に紛争地からの両軍撤退で合意したことが報じられて来ました。
 
中印兵士による衝突事件について、中国としては映像を公開することで国内外に向けて、昨年の両軍衝突がインド軍によって引き起こされたものであること、そして国家のため殉職した兵士に勲章を授けることで市民の愛国心を引き締めたいという狙いがあるのではないでしょうか。
 
ひとまず、落ち着きを見せることになる中印国境紛争。核保有国同士の戦争の火種が完全に鎮火すればよいのですが。
 
 
———————————————
【真相】日本の漫画が海外でも大ヒット…外国人漫画家が語るそのワケとは?
 
 
こんにちは!ジャーナリストの周来友です!
今回は海外でも人気な日本の漫画について取り上げます!
最後までお楽しみください!
 
今回はゲストに現役漫画家のモクタン・アンジェロさんにお越しいただきなぜ日本漫画が国を問わず人気なのか、その理由について解説して頂きます!