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北京で世界最大規模の新空港が開業!大興空港の内部とは ?

空の玄関口と言われる空港ですが、最近では空港内のレストランや夜景などを目的に訪れる人も多いのではないでしょうか。今月30日、中国では首都北京に最先端技術を取り入れた新空港がオープンしますが、オープンを前にした今月4日、その内部映像がメディアに公開され話題となっています。今回はそんな新空港の目玉について、ご紹介したいと思います。

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開業すれば世界最大規模となる“北京大興空港(北京大兴机场)”。今月末には北京市内から空港までの直通の地下鉄路線「大興空港線」も開業することになっており、北京市内からこの地下鉄でわずか19分、高速道路を使っても30分という好立地に位置しています。

 


新しく開通するこの大興空港線ですが、駅の入場にも最先端技術が搭載されており、乗客は交通カードでの入場の他、QRコード、顔認証の3つの方法で乗車することが出来るといいます。 

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気になる空港内の設備ですが、目玉となっているのが400台に及ぶセルフチェックインカウンターです。空港関係者によると、セルフチェックインを充実させることで、チェックインにかかる時間を一人当たり10分以内に抑えられるようになると言います。事前に登録しておけば顔認証によるチェックインも可能となるほか、これまでは航空会社スタッフが行っていた荷物の預け入れ手続きを乗客がセルフで行える設備も導入されました。

 
また、空港内にはいたる所にAI搭載ディスプレイが設置されており、顔認証によるチェックインを行った乗客がディスプレイの前に立つと、AIが乗客の顔を認証し、搭乗口などの情報を全てディスプレイ上に表示してくれるのです。また、2022年に開催される北京冬季五輪などに合わせ、障がい者専用通路、トイレ、サービスカウンターなどの設備も充実させ、身体障がい者、視覚障がい者、聴覚障がい者の人々が不便なく利用できるような設計となっています。
 
地上4階、地下2階という世界最大規模の同空港は、最先端技術の導入と共に中国伝統の雰囲気を味わってもらうおうと、5つのテーマにもとづいて中国式庭園も作りました。総工費6兆円という中国で過去最大の資金を投じて建設された大興空港。北京に行かれる方は、今後利用する機会も出てくるのではないでしょうか。

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