明日から国慶節に突入！北京では何をする？

中国はいよいよ明日から大型連休に突入します。中国の建国記念日である10月1日の国慶節に始まるこの大型連休は7日まで続き、今年は約8億人が国内外へ旅行に出ると見込まれています。

今年は建国70周年ということもあり、中国政府は国威発揚の機会とみて様々な式典を予定しています。現段階で予定されているその内容をご紹介したいと思います。

国慶節は10月1日ですが、記念イベントは9月29日から始まっています。この日行われたのは、日本の国民栄誉賞にあたる“国家栄誉称号”の授与式。北京の人民大会堂で行われました。また、今日30日には、対日戦争や国共内戦、革命戦争などで亡くなった人々を弔うための式典が天安門広場にある人民英雄記念碑で行われ、習近平国家主席の他、軍や党の幹部が出席しました。

明日10月1日午後には、北京天安門広場で人民解放軍による大規模なパレードが行われることになっており、予定では過去最大規模となる59部隊、1.5万人が参加。さらに戦闘機160台、装甲車580台などが登場予定で、その中には初公開となる最新鋭の戦闘機や兵器も含まれていると報じられています。特に注目されているのがアメリカも射程圏内に入る新型ミサイル「東風41」で、兵器の公開はアメリカ側を牽制する狙いもあるとみられます。

軍事パレード終了後には、市民数万人によるLEDライトを使ったナイトパレードなども予定されている今回の記念式典。その様子は国営メディア・CCTVがYouTubeなどで中継すると伝えられており、皆さんも日本からその様子を目にすることができるはずです。

《軍事パレードの練習の様子》

一方、世界の注目が中国に向けられる明日の国慶節を狙い、香港では再び大規模デモの実施が計画されています。明日は北京と香港に世界の注目が向けられることになるでしょう。