周来友ブログ

周来友オフィシャルブログ

中国でまたしてもあおり運転!相手の顔面を殴りつけた男を逮捕

死亡事故まで発生している危険なあおり運転。今年8月には、常磐自動車道で男があおり運転をした挙げ句、相手の男性を無理矢理停車させ、顔面から出血するまで殴り続けるという常軌を逸した映像もテレビなどで報じられました。こうした事件が相次いでいることから、警察庁はあおり運転への罰則を厳罰化し、免許の取り消しも可能とする法案改正に乗り出すことが分かりました。
f:id:zhoulaiyou:20191210223108j:image
《病院で治療を受けるタクシー運転手》

f:id:zhoulaiyou:20191210223114j:image

 

f:id:zhoulaiyou:20191210223120j:image
《金属の水筒で頭部を殴りつける犯人の男》

 


こうしたあおり運転、実は深刻なのは日本だけではありません。中国でも各地であおり運転による重大事故などが発生し、中には被害者が暴行を受ける事件も相次いでいるのです。


11月30日、中国江西省ではタクシーの運転手かあおり運転をしてきた男性に突然顔面を殴られ病院に搬送される事件が発生しました。メディアによると、このタクシーの運転手が道路を走行していたところ、突然後ろから大声で怒鳴りつけてくる男性が現れました。罵声を浴びせていた男性は貨物トラックの運転手で、タクシー運転手は、当初はやり過ごしていましたが、車をピッタリと付け嫌がらせをしてきたのです。タクシー運転手は車を路肩に停車させると、トラックの男性も車を降り近づいてきました。トラック運転手の手には、金属製の水筒が握られ、なんと突然タクシー運転手の男性の顔面や頭部をこの水筒で殴りつけたのです。


なぜ、トラック運転手の男が突然、タクシー運転手の男性を殴りつけたのかは、今も分かっていませんが加害者の男は現場に駆け付けた警察によって逮捕され勾留されています。


中国でも日本同様、あおり運転が社会問題となっており、あおり運転を行う人物を指す「路怒族(道路でキレる人)」「路怒症(道路でキレる症状)」などといった造語も誕生しています。

 


あおり運転は、犯罪行為です。こうした事件が中国でも相次いでいることから、中国国内でも法律の厳罰化を求める世論も高まっています。中国では先月、福建省危険運転をした男の裁判が行われました。男は危険な運転を繰り返した挙げ句、別の車に突っ込み、相手の車を破損させました。判決は4年と罰金という軽いものでした。危険運転やあおり運転は、殺人未遂罪と同等の行為です。中国でも厳罰化が早く進んでほしいと思います。