周来友ブログ

周来友オフィシャルブログ

SMAPに続き、嵐が中国友好活動

来年2020年12月31日にグループとしての活動を無期限停止とすることを表明している人気アイドルグループ・嵐ですが、中国のファンにとってうれしいニュースが報じられました。日本の外務省が本日、日中間の更なる友好関係発展に向け、2020年から嵐を“日中文化スポーツ親善大使”とすることを発表しました。中国成都市で日中韓首脳会談を行っている安倍首相が今回の決定を直接中国の習近平国家主席に伝えてたとも報じられています。
 
《中国国営メディア・人民日報ネット版でも大きく報じられている》
 
来年いっぱいで活動休止となることを受けSNSを解禁するなど、嵐は感謝の気持ちを伝えるため、ファンとの交流に力を入れています。中国のファンに対してはウェイボー(中国版Twitter)を11月に開設し、日々活動情報を中国語で更新しています。来春には北京でコンサートを開催することも発表していますが、このコンサートに加え、“日中文化スポーツ親善大使”として他にも中国で何かしらの活動を行ってくれるのではないかという期待も高まっています。
 
ジャニーズ事務所所属のアイドルが中国でコンサートを行うのは9年ぶり2回目のことで、前回は2011年9月に北京工人体育館で4万人を集めたSMAPでした。この年、日本は東日本大震災が発生し、物資などの支援を行った中国にSMAPが感謝の気持ちを語るなど、日本のアイドルが日中関係改善に大きな役割を果たした事例となりました。当時、中国では国営メディアまでもがSMAPの北京公演を大きく報じ「日中友好に大きな役割を果たした」と、異例のコメントを発表しています。
 
中国でも絶大な人気を誇る「嵐」の存在は、中国の若者の対日感情にも大変良い影響を与えてきました。中国には嵐がきっかけで日本語を学び始めた若者も大勢いるのです。日本のアイドルや若者カルチャーを通じ、日中の若者の距離がさらに縮まっていってほしいと思っています。