新型コロナウイルス、猫にも感染拡大か

室内で飼育されていた猫から新型コロナウイルスが検出されたことから、猫たちは人間との濃厚接触を通じ、ウイルスに感染していた可能性が高まったのです。実際に新型コロナウイルスに感染していた猫の飼い主たちが新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになっています。

論文では、新型コロナウイルスはフェレットと猫の体内で増殖することも明らかにしており、猫を飼っている人は猫と濃厚接触を行わないよう呼び掛けています。

香港メディアは今月18日、ペットとして飼われていた犬が新型コロナウイルスに感染し亡くなっていたことを発表しました。飼い主は新型コロナウイルスに感染していたため、飼い主から犬にウイルスが感染した可能性が指摘されてきました。

これまでの研究によって、犬や猫さえも新型コロナウイルスに感染することが明らかになっています。こうした事実から、ペットから飼い主に新型コロナウイルスが移る可能性も否定できなくなってきました。新型コロナウイルスの脅威はもうすでに人類だけのものではなくなっているのかもしれません。

世界で猛威を振るう新型コロナウイルス。世界ではこれまでに100万人が感染し、人類にとって今最も恐ろしい脅威となっています。そんな中、中国の合同研究チームが新型コロナウイルスに関する最新の研究結果を発表し、その内容に大きな衝撃が走っています。

今月3日、中国華中農業大学と中国科学院の研究者たちが合同で行ってきた研究内容の結果が公表されました。生物学の論文共有サイト・bioRxivで公表された論文によると、武漢市内で飼われているペットの猫102匹を集め、新型コロナウイルスの感染検査を行ったところ、14.7％に当たる15匹から陽性反応が見られたのです。この内、11匹の猫の体内からは新型コロナウイルスに対する免疫抗体も発見されています。