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世界リンパ腫の日、中国では22歳の若者が

今日9月15日が何の日だかご存知でしょうか?実は今日は『世界リンパ腫の日』なのです。世界50ヶ国の関連団体で構成される『世界リンパ腫連合』はこの日、世界中で悪性リンパ腫という血液のガンの予防対策や知識を深めるための啓蒙活動を行なっています。

 


そんな『世界リンパ腫の日』の今日、中国メディアはある若者が悪性リンパ腫となった意外な原因を紹介し、注意を呼び掛けています。悪性リンパ腫は50代以上の高年齢層がかかりやすい病として認知されていますが、今回、中国では22歳の女子大学生が悪性リンパ腫に罹患しました。

 

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 《夜通しでゲームに熱中する中国人の若者たち》

 


記事によると、この女子学生は早朝から翌朝までネットゲームをするという生活を一年半に渡って継続。一日の睡眠時間はわずか数時間だったと言います。その後、彼女は腹部にしこりがあることに気づき、9ヶ月後に病院で検査をしたところ、末期の悪性リンパ腫であることが判明しました。

 


年齢が若かったことで進行が早く、気づいた時には末期状態となっていたのです。


中国は現在、国の予算を投じ、e-Sportsの選手の育成に取り組んでいます。e-Sportsをオリンピック種目に加えようという動きが世界的に広がっていることもあり、各国で代表選手の選抜も行われているからです。

 


 

しかしその一方で、中国ではゲーム依存症になる若者が急増。社会問題化しており、更生施設が次々と誕生する事態となっています。今後こうした依存症の若者はさらに増加していくと考えられますが、健康を犠牲にしてまでゲームにのめり込んでしまう若者に我々大人は何をしてやれるのか。『世界リンパ腫の日』の報道で改めて問題の根深さと解決の重要性を認識させられました。