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国慶節の連休はお見合い三昧?

昨日国慶節を迎えた中国は大型連休に突入し、約8億人が国内・海外旅行に出かけたといいます。多くの国民が旅行を楽しむ中、国内でも様々なイベントが行われているようです。


中国メディアはこのほど、国慶節の連休中お見合いに参加する若者たちがSNS上に不満の声を上げていると報じました。報道によると、あるネットユーザーは今年の連休の予定について、「仕事よりお見合いの方が忙しい。普段仕事ばかりで異性との出会いがないからって、連休中ずっとお見合いの予定を入れられてしまった」とコメント。また別のネットユーザーは、国慶節の間、毎日少なくとも2人、多い時は5人とお見合いすることになってしまったといいます。

 

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《中国各地では今、こうした大型お見合いパーティーが開催されている》


ご存知の通り、中国は経済成長と共に晩婚化が進み、若い世代では経済的な理由から子供を産まないことを選択をする世帯も増えてきており、出生率は日本より低水準の1.62人となっています。特に物価の高い上海や北京などの大都市では、不動産価格の高騰により家が買えないため結婚も諦める若者も少なくありません。昨年には結婚率も過去最低を記録していることもあり、結婚適齢期の子を持つ中国の親世代にとって、子供の結婚こそ人生最大の悲願であると言っても過言ではないのです。


一方、中国の婚活市場はここ数年で爆発的に拡大しています。特にスマホの婚活アプリは2018年に50億元(約800億円)だった市場規模が2021年には70億元(約1120億円)にまで成長するとみられています。こうしたデータを見ると、決して若者たちが結婚したくない訳ではないということがわかるでしょう。


今まさに北京や上海など各地では大規模な集団お見合いパーティーが開催されてる中国。これからは婚活もスマホでの婚活が主流となりそうです。