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日本の台風被害、中国から多くの支援の声

日本に大きな被害をもたらした台風19号。その影響は今も続いており、各地で発生した水害や火災などにより死者も50人以上に上ったと報じられています。こうした中、中国でも日本の被害を心配する声やお見舞いの声があがりました。
 
日本の海上自衛隊との交流イベントのため今月10日から横須賀を訪れている中国海軍のミサイル駆逐艦「太原」は、台風19号により大きな被害が出たことを受け、艦隊に「台風被災 心より御見舞 早期復興 心より祈念」と書かれた横断幕を掲げました。
 
 
 
今回の台風の被害は中国でも大きく報じられ、中国版Twitterのウェイボー上には「日本は昔から自然災害が多い国だが、その都度、強くなり復興を実現させてきた。絶対に負けないでほしい」「日本の人たちに早く笑顔が戻ってほしい」「中国も災害大国だ。四川大地震のときに日本がしてくれた支援を中国は忘れていない。中国として何が出来るか考えるべきだ」など、多くの支援の声が寄せられています。
 
実は中国でも今年8月、大型の台風9号浙江省を中心に中国東部を直撃し、32名が死亡、120万人が避難する事態となっていました。今回の日本の台風と同じように、豪雨や土砂災害により大きな被害が出たのです。また、中国では近年、内陸部で大型地震が頻発するなど、多くの自然災害が起きています。このため中国では、自国が日本同様に災害大国であるという意識が高く、今回の日本の災害も他人事と思えない人が多いのです。
 
数多くの難しい問題を抱えている日中ですが、両国民の心の中にある労わり合う気持ちというものはこれからもぜひ大切にしてほしいと思います。