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中国の小学校、新型コロナウイルスの感染拡大を帽子で防止

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中国では新型コロナウイルスの感染拡大が収まり、教育機関が再開しています。その一方で危惧されているのが、学校内におけるクラスラー感染です。特に、小中高生の場合、教室での生徒同士の距離も近く、濃厚接触の機会も必然的に多くなってしまう懸念があります。学校では様々な予防策が採られています。(参考記事)

 

 そんな中、中国浙江省杭州市の小学校では、学校再開に伴いユニークな方法で、児童たちがソーシャルディスタンスを実行しているとして話題となっています。 

 

児童たちは手作りで「ソーシャルディスタンス帽子」を製作し、帽子に1メートルの長さの棒を取り付け、児童同士、お互いにこの棒の範囲内に近づかないようにすることで、学校内でのソーシャルディスタンスを実行しているのです。 

 

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この小学校の校長によると、現在この取り組みは学校内の4クラスのみに試験的に導入しているとしています。帽子の作製については、学校再開前に保護者の協力を得て家庭で作ってきてもらったと言います。帽子を利用し、生徒たちにソーシャルディスタンスの距離感をつかんでもらいたいと語っています。 

 

日本では現在都市部を中心に多くの学校が休校を行っており、今後もしばらく休校が続くことが予想されます。学校再開の際には、校内におけるソーシャルディスタンスが大きな課題となることが予想されます。中国でのこうした取り組みは今後の参考になるのではないでしょうか。