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新型コロナウイルスをきっかけに、中国は健康監視社会へ

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、中国では社会全体に大きな変化が現れつつあります。一部病院では極力、感染者との接触を避けるため、AIロボットが導入され、自動で各病室へ食事の分配。さらに、西安駅では乗客の体温をAIロボットが自動で検知するなど、様々な場面でロボットが導入されるようになったのです。


参考記事

 

また、現在中国では全ての教育機関が休校となり、子供たちは自宅でサテライト授業を受講しています。そんな中、中国ではハイテク技術を導入したマスクの自動販売機も登場しました。

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《今回導入されたマスクの自動販売機》


江蘇省徐州市泉山区の住宅街では今週、マスクの自動販売機が設置されました。中国メディアによると、自動販売機には800枚のマスクが納入され、購入を希望する市民は1日最大2枚まで購入することができます。


購入する際、購入者が自分の身分証を自動販売機に読み込ませることで、自動販売機が個人情報を記憶し、各購入者の1日の購入枚数を自動で判別するのです。


今後この自動販売機には、購入者の体温を自動で検測するシステムも導入されることになっており、体温の異常が検知される、自動販売機から自動的に当局へ情報が流れるようになると言います。


これまで国内に約2億台のAI監視カメラを設置し、防犯や犯罪捜査に活用してきた中国。今回の新型コロナウイルスをきっかけに、今度は国民の健康状態まで監視する時代に突入すようです。