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インドで反中感情が激化、デリーでは中国人宿泊拒否も

国境を巡る中国軍とインド軍の衝突は、インド軍に多数の死者が出たことで関係各国を巻き込む国際問題へと発展。一方、インドでは、自国兵士の死亡が伝えられて以降、反中感情が高まりを見せています。


約2000万人が暮らすインドの首都・デリーでは各地で反中デモが繰り広げられ、ホテル業界にも反中感情が広がっているようです。

 

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デリーホテル業界協会(DHROA)が25日明らかにしたところによると、デリーにある約3000のホテルが、中国人の宿泊を拒否。こうしたホテルの中には3つ星や4つ星ホテルも多く含まれており、今後中印関係にも大きな影響を与える可能性が高まっているといいます。

 

 

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また、中国人の宿泊拒否だけではなく、ホテルで使用する備品からも中国製品を排除する動きも見られています。

 

同協会はメディアの取材に対し、「こうした状況の中、中国を儲けさせる訳にいかない」と話しており、今後もこの状況は長引くことになりそうです。


新型コロナウイルスや、5G通信などを巡り米中対立が激化する中、各国はアメリカ側につくか、中国側につくかで大きく揺れています。今回の中印の衝突によって、少なくともインドが中国側につく可能性は皆無となったと言えるでしょう。