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コロナに続き、洪水被害が深刻となる中国

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昨日もお伝えした通り、今中国各地で国家の危機とも言えるほどの大洪水が起きています。


今月に入り、中国中央気象台(24日付け)が内陸部南部を中心に23日連続で暴雨警報を発出するなど、その影響が今も続く中国。これまで16の省や市で合わせ198の大型河川が氾濫しており、危険な状況となっています。すでに26の省や市で1256万人が洪水の被害を受け、64万人が緊急避難を余儀なくされており、復旧の目処は立っていません。


土地の多く山岳地帯の雲南省では、各地で土砂災害が発生。現地のレスキュー隊によると、現在までに洪水や土砂崩れなどに巻き込まれ3名の市民が行方不明になっているといいます。


今回の洪水被害は各地の観光地にも大きな被害を与えており、ミャオ族など少数民族が多く暮らす貴州省凱里市では、河川の氾濫により観光スポットや住宅、商店が水没するなど深刻な被害が出ました。

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特に今、被害が深刻なのが重慶市です。重慶市キ江市区では、1940年以来最大の洪水が襲っていると伝えられており、区内の住民に対し人民解放軍による救助活動が行われており、あまりの被害の大きさから退役軍人までもが出動し、対応に当たっています。

 

 

 

中でも特に被害が深刻なのが重慶市です。重慶市キ江市の市街地では、1940年以来最大の洪水が発生。人民解放軍が域内の住民の救助活動を行っていますが、あまりの被害の大きさに退役軍人までもが出動し、対応に当たっているといいます。

 

中国では7月7日から大学入試が開始予定となっており、全国で1000万人を超える受験生が試験に臨みます。こうした受験生を含め、新型コロナウイルスにより今も大きな負担を強いられている市民が、今度は洪水の猛威に晒されている現実に、早い事態の収束を願うばかりです。