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香港メディア創業者の逮捕

香港当局は本日10日、香港メディア「アップルデイリー」の創業者であるジミー・ライ氏を国家安全維持法違反の容疑で逮捕したことを発表しました。ジミー・ライ氏については昨年から中国国営メディアが、香港デモを扇動し香港社会を混乱に陥れた「香港四人組」の主犯格として厳しく糾弾していました。

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参考記事

https://gamp.ameblo.jp/zhoulaiyou/entry-12519514476.html

 

 

ジミー・ライ氏が1995年に香港で創業したアップルデイリーは、中国に対して批判的な論調のメディアとして知られており、香港での発行部数2位と大手メディアの代表格でもありました。その創業者であるジミー・ライ氏の逮捕は、香港に言論の自由がなくなったことを象徴する出来事として捉えられています。

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さらに今回、アップルデイリー系列のメディアで、香港や台湾での広告やゲームアプリなどインターネット事業を行っていた「ネクスト・デジタル」の関係者6名も、ジミー・ライ氏と共に逮捕されました。この関係者6名の中には、ジミー・ライ氏の長男、黎見恩と次男の黎耀恩も含まれています。

 

息子2人はネクストデジタルで幹部を務めていましたが、父親であるジミー・ライ氏と同時に逮捕されたのです。逮捕の罪名としては「外国の勢力と結託し国家の安全に危害を加えようとした罪」、「詐欺罪」などが挙げられています。とはいえ、具体的にどのような行為が法律に抵触したのか当局は明らかにしていません。


国家安全維持法違反で親子3名が逮捕されるという前代未聞の事件。香港警察当局が逮捕時の映像や写真を公開したことから、メディアの報道には、ジミー・ライ氏が手錠を掛けられた姿などショッキングな画像や映像も写っています。警察がこうした映像を公開したのは、「国家安全維持法に抵触すれば如何なる人物でも逮捕する」という当局の強い決意を示すためだと考えられています。


「香港四人組」逮捕のチャンスを狙うべく、香港当局は今後も継続的に彼らの監視を続けていくでしょう。最高で死刑判決が下る可能性がある国家安全維持法。今回逮捕されたジミー・ライ氏の今後に世界の注目が集まっています。