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中国美容整形市場がコロナ禍でさらに成長?

一昔前、美容整形と言えば「手術」「高額」というイメージが強くありました。現在ではメスをつかわないタイプの美容整形(ヒアルロン酸・ボトックス注射など)、いわゆるプチ整形という言葉も出てきたことで、美容整形に対するイメージやハードルは大きく変化しました。


こうした時代の流れもあり、美容整形市場は拡大の一途をたどっており日本では3000億円以上の巨大マーケットとなっているのです。


こうした流れは日本だけでなく、中国でも顕著となっています。中国の美容整形市場規模はすでに3兆円を超えており、美容整形がすでに市民の日常生活の中に入り込んでいると言っても過言ではありません。


中国の美容整形市場において、大きな役割を果たしているのがスマホアプリだということをご存知でしょうか。


2014年に美容整形を行った中国市民は約700万人でした。その後、2017年には1600万人が美容整形を経験したことが報じられています。中国では美容整形アプリの普及により、整形人口が急増している訳ですが具体的にアプリではどのような機能が利用出来るのでしょうか。


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①AIを使った術後イメージ画像


②美容整形医師によるオンライン問診


③美容整形費用のローン提供


美容整形に関するあらゆる情報を提供するだけでなく、手術費用のローンまでもがアプリで契約出来るというのです。


最も人気の美容整形アプリになると、3600万人もの会員を抱え、2万人の美容整形の医師が常時オンラインで対応を行っていると言います。新型コロナウイルスによって、中国でも在宅ワークが進みその結果、美容整形に関心を持つ市民も急増しているようです。


その一方、美容整形の低年齢化や、未熟な整形技術が原因による施術トラブル、料金トラブルなど多くの問題も報告されています。美容整形があまりに身近になりすぎるのも考えものです。