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新型コロナウイルスの後遺症、女性に多く発症か  肺機能低下は15年継続も

東京都は本日9日、新型コロナウイルスの新規感染者数が2268人に達し、3日連続で2000人超えとなったと発表しました。右肩上がりで急増している日本の感染者。そんな中、注目されているのがその後遺症です。これまで日本では、コロナの後遺症として肺機能の低下や味覚障害、脱毛などの症状が報じられてきました。一方、中国の研究グループは“疲労感”や“筋力低下”など、日本ではあまり報じられて来なかった症状について発表しています。 
 
今月9日にはイギリスの医学雑誌「ランセット」に、中国で新型コロナウイルスに感染した患者1733名を対象に行った後遺症の有無に関する調査の研究結果が掲載され、注目を集めています。 
 


 
研究対象となったのは武漢市の「金銀潭病院」に入院していた患者で、「金銀潭病院」「中日友好医院呼吸センター」「国家呼吸医学センター」「中国医学科学院病原生物学研究所」などの病院や専門機関が共同で調査研究を行っていました。 
 
同誌に掲載された研究結果を見てみると、患者たちの後遺症には、“疲労感”や“筋力低下”のほか、免疫力の明らかな低下が確認され、再びコロナに感染する可能性も指摘されています。さらに研究によって、女性の方がより後遺症が現れる可能性が高いことや、肺機能の後遺症は最大で15年ほど続く可能性があることも明らかになりました。 
 
残念ながら、今もコロナを軽視する人が多くいるようですが、こうした後遺症の存在や確実に有効なワクチンが存在しないこと、変異によって感染力が強くなっていることなどを重く受け止めてほしいと思います。
 
 
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