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中国河北省で感染拡大が深刻  都市封鎖へ

これまで都市封鎖や健康コードアプリの導入によって新型コロナウイルスの感染を抑えてきた中国ですが、ここへきて各地で新規感染者数が増加傾向にあるようです。
 
昨年、新型コロナウイルスの発生が確認された中国武漢市では、徹底的な都市封鎖や隔離措置、簡易病院の建設などを進め、感染拡大を抑えてきました。ところが、今月2日から河北省石家庄市で新型コロナウイルスの新規感染者が増加、この数日でその数が230名以上に達したことが明らかになったのです。
 
中国は、イギリスで発見された感染力の強い変異型コロナウイルスがすでに国内にも流入していることを認めており、全国に厳戒態勢を敷いていましたが、石家庄市では今月6日から事実上の都市封鎖(ロックダウン)が行われ、航空機や高速道路、鉄道などの公共交通機関の利用が禁止されたほか、幼稚園・小中学校などの教育機関も閉鎖されました。
 


 
河北省政府は今後の対応策として、陽性が確認された感染者の行動ルートを公開し、濃厚接触者の早期発見に努めるほか、石家庄市民1100万人に核酸検査を行うと発表しています。
 


 
すでに同市には支援のために中国全土から集まった 3000名の医療関係者が現地入りしており、今後大規模な医療体制がしかれることになるでしょう。
 


 
日本でも本日、二回目となる緊急事態宣言が出され、飲食店等に営業時間の短縮が求められることとなりました。私たちも、中国や日本での対応策がどの程度感染拡大を抑制するのかに注目し、今後に活かしていかなければなりません。