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河北省で感染拡大するコロナ、PCR専用検査場が出現

先日もお伝えしましたが、年明けから中国河北省石家庄市で感染者が急増しており、公共交通機関教育機関が運営を停止、事実上のロックダウンとなっています。こうした中、河北省政府が石家庄市民1100万人全員にPCR検査を実施すると発表し、途方もない数のPCR検査をどのように実施していくのかに注目が集まっていましたが、その全容が徐々に明らかになってきました。
 
今月8日、河北省政府は市内の体育館に設置した巨大なPCR検査専用のテントを公開しました。中国メディアによると、「火眼実験室」と名付けられたその検査用テントはわずか10時間で設置され、すでに医療関係者が続々と集まり準備を進めているといいます。
 

 
 
 
一つ当たり約70平方メートルの大きさの半円形の検査用テントでは1日当たり100万人分の検査が可能で、石家庄市中からここに検体が集められ、PCR検査が行われるのです。
 
今回河北省に設置された火眼実験室ですが、これまでも、特に人口の多い北京市武漢市・深セン市・天津市など16の主要都市に設置されており、感染拡大に備えた措置が採られてきました。
 
中国武漢市では昨年2月、感染爆発が確認された武漢市で即席のコロナ専用病院がわずか2週間で建設され、感染者の治療が行われましたが、今後、石家庄市で感染が拡大し続ければ、検査用テントに続き、即席病院の建設も行われることになるでしょう。