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マスク拒否おじさんの逮捕に続き、中国でも逮捕者続出

なんとも情けないことに日本ではマスクの着用をきっかけに、複数の逮捕者が出ています。皆さんもご存知のように、“マスク拒否おじさん”、“鼻マスクおじさん”と呼ばれる人々が、今月相次いで逮捕されました。前者については健康問題を理由にマスク着用を拒否していたのにも関わらず、外出の際にはマスクを着用していたというから、周囲を騙す極めて悪質な事件とも言えるでしょう。そんな困った大人の存在がピックアップされる中、中国では防疫規定に違反したとして92名の困った大人たちが逮捕される事態となっています。
 
中国黒龍江省チチハル市では今月24日、地元公安当局が防疫の観点から禁止されている複数人による会合や会食などに違反したとし、今月だけですでに合わせて92名を検挙したことを発表しました。


《逮捕された地元住民たち》
 
地元公安局によると、逮捕された92名について、いずれも室内で集まりトランプゲームや麻雀を行っていました。近隣住民からの通報を受け、警察は複数の住宅に立ち入り捜査を行ったところ、室内で集まりトランプゲームや麻雀をしていました。当局は21箇所への立ち入り捜査で逮捕した92名のうち、66名を罰金処分、8名を警告処分、18名については現在も拘留中であると発表しました。
 
当局は、「農村部では日常的に中高年者が室内でトランプゲームや麻雀を行うことは決して珍しくない。しかし、現在コロナウイルスの感染拡大が深刻となる中、そのような行為は感染拡大を招くことになるため、今後も厳しく取り締まりを行っていく」と意気込みを語っています。
 
中国では感染拡大防止について、都市部を中心に厳しく対策を行っていますが、農村部には重症化しやすい高齢者が多く、クラスター感染が発生しやすい条件も揃っていると言えるでしょう。今後、農村部での対策も重要になってくるでしょう。