周来友ブログ

周来友オフィシャルブログ

中国で新手のカンニング行為が発覚!マスクを悪用?

日本で1996年に公開された安室奈美恵さんと山口達也さん主演の映画、『That'sカンニング! 史上最大の作戦?』は、学生たちが様々なカンニングテクニックを駆使するコメディ映画で、当時、大変話題になりました。中でもコンピュータへのハッキングや、ボディペインティングなどのオモシロテクニックは特に印象的でした。


中国ではそんなコメディ映画さながらのカンニングが実際に行われているといいます。中国ではこのほど、新手のカンニング行為が見つかり、国営メディアが注意を呼びかけています。

 

中国国営テレビ・CCTV(8月20日)の報道によると、新手のカンニング行為が確認されたのは、浙江省金華市浦江県の自動車免許試験場。筆記試験に参加していた1人の受験生が、マスクを使ったカンニング行為をしていたのです。

f:id:zhoulaiyou:20200911204805j:image

マスクを着用し試験を受けていた受験生が不自然な動きをしていることに気が付いた試験官が、受験生の身体検査を行ったところ、マスクの内側に小型の受信機が装着され受験生の耳からは超小型イヤフォンが見つかったのです。


地元当局によると、男は外部にいる仲間が受信機に送ってきた試験の回答をイヤホンで受信し、回答を記載していたといいます。


マスクを悪用した今回のカンニング事件。新型コロナウイルスの影響でマスクの装着が当たり前となっている今、こうしたカンニングも増えていくのかもしれません。


これまでに中国では、液晶付き定規、液晶付き消しゴム、カメラ付きメガネ、カツラなど様々な種類のカンニングツールが発見され、中国当局が試験会場に金属探知機などを導入するなどし対策を行なってきました。

f:id:zhoulaiyou:20200911204835j:image

f:id:zhoulaiyou:20200911204839j:image

f:id:zhoulaiyou:20200911204843j:image

カンニング行為に対し最高で懲役7年の判決が下ることもある中国。ただ、抑止力のために厳しい罰則を設けても、新手のカンニング行為が毎年のように報告されており、当局とカンニング犯のイタチごっこはこれからも続きそうです。