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中国の大学が仰天校則を発表!校内での性犯罪防止になぜか女性の服装を制限

 

今日から新学期が始まりった中国では、全国各地で子供達の登校姿が見られるなど、新学期の清々しい雰囲気が漂っています。
 
新学期に合わせ、新たな校則を設ける学校も多いのですが、今回女子学生の服装に注意を呼び掛けた大学が非難と対象となっているようです。
 
中国広西大学はこのほど、在学生に学校生活を送る上での注意事項を配信しました。その中に、女子学生のみを対象とした次のような内容が含まれていたというのです。
 


「露出が多いTシャツやスカートを着用しないこと。胸を強調した服を着用しないこと。腰や背中を露出させないこと。高価な装飾品を身に付けないこと。ハイヒールを履かないこと。異性を誘惑しないこと」
 
 
 
大学が学生の服装について細かく規定することは、中国でも異例の出来事でしたが、今回、特に女子学生だけを対象にしたことから、多くのネットユーザーが反発。「女性蔑視である」「性犯罪の原因を女性の服装に転嫁している」「男子生徒を性犯罪予備軍のように考えているのか」など、厳しい意見が寄せられています。
 
そんな中、学校の関係者はメディアの取材に応じ、「学校側は節度あるマナーを説いただけである。広西は暑い地域で女子学生の中には露出度の高い服を着る者が多い。学校の文化レベルを向上させるため、服装の規定を行った。校内に入らなければ自由に何を着てもらっても構わない」と、説明しています。
 
女性が被害者となる痴漢や性犯罪が発生した場合、なぜか「短いスカートを履いていた女性が悪い」「男性とお酒を呑みにいった女性が悪い」と、被害者を責める人が一定数いますが、まさにこうした発想を持つ人が今回の校則を考えているのではないでしょうか。校内での性犯罪を防止するためには、まずはこうした校則を発案してしまう大学側の意識改革から始めるべきでしょう。