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韓国起源説、今度はキムチを巡り中国と衝突

日本ではすっかりお馴染みとなったお隣韓国の“韓国起源説”。日本の柔道、空手、相撲、茶道、和歌、歌舞伎など日本由来の武術や芸術、中には納豆などの食文化までも、韓国ではその由来が韓国にあるというメディアや学者の主張を信じる人が少なくないのです。こうした韓国の荒唐無稽な起源説ですが、不快感を示しているのは日本だけではありません。韓国では、漢字さえも韓国に起源があるという報道が過去にあったため、中国の有識者たちが強く反論するという場面も見られていました。
 
こうした中、今度は韓国が中国に対し、ある食文化の起源を巡り、訂正を求めていることが報じられています。その食品とは“キムチ”です。実は中国百度百科(中国版Wikipedia)では、キムチについて「中国が起源である」という一文が掲載されており、これについて韓国誠信女子大学の教授が、中国百度百科の運営元に対し、訂正を申し入れる申請を行っていたことが分かったのです。韓国メディアは同教授が今月初め、キムチに関する歴史や文化を記した資料などを百度百科の運営元に送り、訂正を求めていると報じています。


中国でキムチが中国由来だと根拠は、中国最古の詩集である“詩経”にあります。詩経は紀元前11世紀~紀元前8世紀までの作品が収められている詩集で、その中に“菹”という文字が確認できます。この文字の意味は中国では、発酵させた酸味のある漬物と解釈されており、この“菹”が三国時代朝鮮半島に渡り、キムチとして広がっていったという説が中国では有力であるとされているのです。
 
もはやキムチの起源については、当時の歴史的資料も少ないため証明が極めて困難なのです。世界のありとあらゆる文化について、韓国は自国が起源であると主張しています。韓国には素晴らしい食文化や芸術などが数多く現代まで継承されてきました。韓国は自国の文化や芸術に自信を持ち、、他国の文化・芸術を尊重する姿勢を示してほしいと思います。